« mixi日記が削除されたことについて(1) | トップページ | mixi日記が削除されたことについて(3) »

mixi日記が削除されたことについて(2)

宛名もなく署名もない、まったく一般常識をわきまえているとは思えないmixi運営事務局からボクに届いたメールは提示しました。
その返信を昨日しましたので、公表します。なお、まだmixiサイドから返事は来ていません。
※必要があれば、mixi運営事務局がボクに一方的に削除事後報告として送ってきたメールを先にご確認ください。

では、ココカラ↓

株式会社ミクシィ
mixi運営事務局
御担当 名無し 様

mixi利用者で、オタク評論家の宅八郎です。
お世話になっております。なお、mixiIDは「45916」になります。

先日(3月30日)19時23分に、そちらからご連絡メールを受けました。
ところが、そのメールには、宛先として冒頭に「○○○様(あるいは殿)」という言葉も見受けられず、何と言っても不可解でしたのは、御社御担当者の名前さえ記されていなかったことでした。通常は冒頭か最後に御署名なさるのが常識ですよね。

これでは本当にmixi運営事務局から届いたオフィシャルな文章なのかさえ、疑う人がいてもおかしくはないです(私はさすがに署名がなくともオフィシャルなメールだと受けとめてはいます)。
まあ、それは良いです。ただ、やり取りをしようとすると御担当者名が分からないと困ってしまうので、お名前をお伝え願えればと思います。名を名乗っていただきたいです。

さて、私はそのメールに気づいて、すぐにmixiの自分のページに行ってみたところ、みごとに最近書いた複数の日記全部が本文・コメントともに全削除されていました。

当然、そちらでは私が書いた日記(およびコメント)の記録はあるでしょうし、昨日付でお送りいただいたメールもあるでしょうから、それらを参照していただきたく思います。

ではご連絡メールに話を戻します。
「利用規約に違反する内容の掲載が見受けられましたので削除」という処置を行った旨が記され、また利用規約上の第14条禁止事項のいくつかを列挙なさっていますね。
次の4項目です。
(2)、(3)、(8)、(26)

※読者に注意→何のことか分からないと困るので下に記しておきます。
ココカラ↓
(2) 弊社もしくは他者の財産、プライバシーもしくは肖像権を侵害する行為、
又は侵害する恐れのある行為。
(3) 弊社もしくは他者を不当に差別もしくは誹謗中傷し、他者への不当な差別
を助長し、又はその名誉もしくは信用を毀損する行為。
(8) 違法行為(けん銃等の譲渡、爆発物の製造、児童ポルノの提供、公文書偽
   造、殺人、脅迫等)を請け負い、仲介し、又は誘引する行為。
(26) その他、弊社が不適切と判断する行為。
ココマデ↑

これらについてはご質問があります。
その前に、さて複数の友人から過去の話として「mixiからこの箇所について削除してください」というような指示のメールが届いたことがある。あるいは「mixiから警告文が届いたことがある」というような話をいくつか聞いています。

ところが、今回は筆者の私に何の事前連絡もなく、警告すらもなく、いきなり全文削除という処置がなされていますね。
これはどういったことでしょうか? 削除処理に至る場合の「一律的基準」はありますか? どうして何の事前通告がなかったのでしょうか?

そちらから、何らかの事前の「指摘」や「警告」などがあれば、問題とされる表現を書き改めるなどの対処をして、私としても折り合いが付けられたはずなので残念でなりません。

では、前出の利用規約第14条(2)(3)(8)(26)への違反という部分に話を戻します。
全文が削除された日記はすべて「四方宏明氏」批判原稿でした。
しかし、それらは批判評論として書いたものであって、たんなる「中傷」ではなかったと考えています。
また四方氏はただの一般人ではなく、「公人」です。日記という記事には公益性があっただろうと思えます。

私のmixi日記で唯一文章表現として過激だったのは、最初に書いた09年3月19日付け「『殺害』予告です(笑い)。」という原稿だったかもしれません。これも肉体的な意味での殺人を示唆しないようにカッコを付けるなど、自分なりの工夫はしています。
ただ、やはり運営事務局としては問題があると判断されたようでしたら、仕方がないですし、従います。であれば、少なくともこの最初の記事だけの削除処理であれば、それなりの理解はできます。

ところが、結論からすれば私の四方宏明氏批判批評日記のすべてが、全文削除されたわけです。一部削除ではなく全文削除。
これは具体的に文章表現のどの箇所が規約違反になるのか、どうか教えて下さい。
まさか、文章の「て・に・を・は」や「です・ます」「だ・である」などを含む文章表現全箇所だとは思えないのですが?

先に何らかの誤解を避けるために、先に御説明しておくほうが早かろうと思うこともございます。
おそらく(2)と(3)に関わることです。
四方宏明氏は有名なオールアバウトという有名サイトの「ガイド」という名の専門家として、多くの読者に情報を何年も発信し続けており、またその情報を受け止めている方々も多い、影響力を持った公人です。公人の場合、いわゆる一般人に比べてプライバシーなど認定されうる諸権利の範囲が異なります(そうしたことも私は日記内に記していたのですが・・・)。

公人に対する批評・批判というのは、すべてとは言いませんが「不当な中傷」「不当な差別」には当たらないと考えています。私もまた文体の過激さは出版界では知られていますが、良く読んでいただければ、たんなる「中傷」などでは決して無く、そこに批評性を見いだせる文章を書いたつもりでいます。あらたな視点や情報の提示も行っていました。

また、四方氏は音楽評論家として、世の中に発売されているミュージシャンや音楽性を批評する際、CDやレコードのジャケット図案を引用しています。ジャケットは共同著作物ですが、厳密にはミュージシャンには知的所有権上の著作者隣接権(肖像権)はあるはずです。ただし、そうしたケースはまあメディアでは慣例的に認められていることだろうとは思います。
ただ、当然何らかの権利者が申し立てをしてきた場合、削除する措置は執るかとは思われますが・・・。
私もまた日記で四方氏の写真を引用したことは事実ですが、それはオフィシャルな彼のサイトからの引用でした。ただ、もしもこれがmixi運営事務局として「肖像権侵害」に当たる可能性があるとご判断なさったのであれば、写真だけを削除すれば良かったハズです。あるいは何らかの申し立てが御本人からあったのですか?

また、mixiの会員は2008年12月31日現在で1630万人いるようですが、そのすべての日記を運営事務局がチェックしているとは考えにくいのですが、私の日記が削除対象になったことはどういう経緯によるものでしょうか?(さらに過激な中傷記事・差別記事は数多く見受けられるようですが)

(8)についてはまったく意味が分からないので、わざわざ私に通達してきたことの意味を含めて教えていただければ幸いです。
なお(26)ですが、こういった条項に当てはめてしまえば、どうにでも独裁的に処理出来てしまうので、良く分かりかねます。ただし、mixiとユーザーの間での利用規約として存在しているとしても、mixiが日本企業である以上は、日本で定められた法を逸脱(あるいは無視)したものではないはずですよね?
では、「法の下の平等」ということについてのお考えなども教えてくださると幸いです。

さて、私に届いたメールには「アカウントを削除させていただく場合がございます」と書かれています。私は今後、どのような表現での日記を投稿すれば良いのか、どうか必ず教えて下さい。もちろん、上に記したことのお答えと似通ったものになるか、とは存じます。
私としてはmixiはコミュニケーションの場として重要に考えていますので、そうした措置がなされるのは困ります。


日記なり情報発信には速度が求められるので、いち早い御回答をどうかよろしくお願いいたします。


2009/03/31

オタク評論家 宅八郎 拝

|

« mixi日記が削除されたことについて(1) | トップページ | mixi日記が削除されたことについて(3) »

おすすめサイト」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

芸能・アイドル」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: mixi日記が削除されたことについて(2):

« mixi日記が削除されたことについて(1) | トップページ | mixi日記が削除されたことについて(3) »